「緊急事態宣言」日記 6日目

 2020年4月13日 月曜日(6日目)

※東京都の新規感染陽性者数:91名(昨日までに中野江古田病院で92名のクラスターが判明)

 

 今日の東京は冷たい雨が降り続き時折強い風が吹きすさんだ。

 

 例によって月曜日の感染者減少が起きたが、(今週はその原因説明はなかったようだが)先週までは土日に病院の休みが多いから検体も減って月曜は少なくなると言っていた。国家が「緊急事態」を高らかに宣言しているのに未だに週末は働き方改革でお休みなのだろうか? いや、最前線の現場は連日緊張感を強いられ不眠不休の医療関係者や保健所職員が頑張っているとは思ってはいる。でもちゃんと週末休む当事者として、星野源の「うちで踊ろう」に無許可・無思慮にうちでお茶を飲みワンコをなで寛ぐ姿を投稿してしまう首相の緊張感のない姿を想起してしまう。

 

 愛知県で保健所が陽性検体をほかの検体に飛散させてしまい、それに気づかずPCA検査全員が陽性という報告を上げて、その後訂正する事態が起こった。いや、現場の職員は責められない、崩壊状態に近い勤務状況・環境の中闘っているのだろうから。そもそも僕らにとって「保健所」というと各種予防接種でお世話になったり、飲食店が食中毒を出すと休業命令を発したりする機関というイメージがあり、疫病予防をしてくれるところだと思っていた。結核赤痢コレラなどが日本の公衆衛生が整備されるなか、きっと予算が減らされ人員が削減されてきたのだろう。

 

 エルサレムのキリストの墓に作られたという聖墳墓教会イースターに際しても一般の信者の入場を禁じ一部の聖職者でミサが執り行われたという。この教会が閉鎖されるのはペストが流行した14世紀以来らしい。