5月に観た映画18本を仕分けてみる


 僕が2010年5月に劇場で観た映画を<仕分け>て、〔何となく〕並べた。試写で観た作品は、まだ公開していないものは除いて、逆に以前試写で観て5月公開された映画を加えた。それぞれの作品の自分のTwitterのリンクも貼ってみた。今月は半分以上試写で観た映画だ。日本映画の良作が多くて珍しく上位に邦画が多くなった。

1.『川の底からこんにちは』〜今年観た日本映画の中で現段階でナンバー1!<中の下>キャラをあの満島ひかりに演じさせた26歳の石井裕也監督のこれからに期待したい。【観た時のつぶやき
2.『パーマネント野ばら』〜この作品に出てくるオンナたちはみな逞しく映るが、どこか儚げだ。サイバラのあのマンガのトーンをここまで昇華させた奥寺佐渡子の脚本と吉田大八の演出が素晴らしい。【観た時のつぶやき
3.『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』〜ある部分、ジョニー・トー三池崇史のような監督(打率はトーの方が圧倒的に高いがw)だが、僕は前作「エグザイル/絆」よりこの作品の方が好きかもしれない。【観た時のつぶやき
4.『オーケストラ!』〜荒唐無稽のオールドコメディだが、メラニー・ロランですべてOK!って感じ。ラストの力技の収束も嫌いじゃない。【観た時のつぶやき
5.『半分の月がのぼる空』〜TwitterでFollowerさんに薦められなければ観なかった作品。いやいや、いい映画でしたよ、ホント。伊勢ことばが作品世界にしっぽりマッチしていた。【観た時のつぶやき
6.『パリより愛をこめて』〜快作「96時間」のベッソン&モレルのパリ・ノンストップアクション大作!無反省なドンパチとスキンヘッドのトラボルタが痛快だ。【観た時のつぶやき
7.『武士道シックスティーン』〜全体としては古厩監督らしい作品。成海璃子北乃きいの青春じゃれあい映画w【観た時のつぶやき
8.『ローラーガールズ・ダイヤリー』〜ドリュー・バリモア、やるじゃねえかの作品。アメリカン青春てんこ盛り映画。武士道と書道が成海オリエンディッドなように、ローラー道はエレン・ペイジぢからだ! 【観た時のつぶやき
9.『9<ナイン>9番目の奇妙な人形』〜タイトル通りの順番になっちゃったwとても好きな作品世界だが、いかんせん長編にするだけの<ネタ>にはちょっと不足だったかもしれない。【観た時のつぶやき
10.『プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂』
 〜ディズニーお姫様モノ+ブラッカーマーな映画。ネタをぽんぽんと詰め込みすぎて、ひとつひとつのネタの味がわからなくなっちゃった「バラちらし」的な映画と評している方がいた。なるほど。【観た時のつぶやき
11.『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』〜成海璃子○○道モノってジャンルができるかもしれない。TV局主導の映画としては良心的な作品だとは思うけど、舌足らずで独善的なストーリーの運びは否めない。【観た時のつぶやき
12.『グリーン・ゾーン』〜「ハートロッカー」の後でこの作品を観たことを不幸に思う。でも、歴史的結果が分かっている事象をサスペンス的に描くのには、やっぱ無理があると思う。【観た時のつぶやき
13.『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』〜三池監督にとやかく言ってもきっと仕方がないのだと思う。「ヤッターマン」のヒットがいけないわけではないだろうけど、さ。【観た時のつぶやき
14.『運命のボタン』〜サスペンスとして途中まで結構楽しんでいたのだが、トンデモ話になっちゃって…【観た時のつぶやき
15.『鉄男 THE BULLET MAN』〜90年NYで酔っ払いながらたまたま観た「鉄男」が鮮烈過ぎて、その期待のまま観てしまった自分が悪いのだろう。でも2010年のもっと違った鉄男の有り様はあったと思うわけで…【観た時のつぶやき
16.『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』〜例のTwitter試写会で話題になった作品。この映画観て、何をつぶやいたんだろう?【観た時のつぶやき
17.『春との旅』〜「白夜」の悪夢再び…やはり僕は小林監督と根本的に文法が合わない。何故だが観ていて不快になってしまう。【観た時のつぶやき
18.『ランデブー!』〜同じAAAでも「むきだし」の西島隆弘とエライ違いだったな、この子。そもそもの構成からストーリーが破綻していた…【観た時のつぶやき


 というわけで、今のところ2010年のスクリーンでの映画鑑賞は合計78本。諸事情で6月から映画を観るペースは落ちる予定w