2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『風が強く吹いている』感想

ずいぶん前に試写で観たが、とにかく林遣都がいい。「引き出しの中のラブレター」でもそうだったが、この若い男優は本当に映画向きだ。立ち居振る舞いが画になる俳優だと思う。僕は観ていないのだが、TBSのドラマ「小公女セイラ」に遣都くん出てるだよねぇ。…

映画『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション』感想

先週末、渋谷で『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション』を観てきた。伝説のアニメーター、名前だけは知っていて、予告編を観て、ああ、あの歩く人のヤツかと気づいた。9月からやっていたので早く行かなきゃと思っていたが、10月24日になってしま…

映画『14才のハラワタ』感想

昨日、雨がそぼ降るなか下北沢のトリウッドで「14才のハラワタ」を観てきた。東京ビジュアルアーツ専門学校の学生による商業映画製作がコンセプトの“トリウッドスタジオプロジェクト”の第4弾となる作品とのこと。 先週、バルト9で開催されたドイツ映画祭2009…

映画『きみがぼくを見つけた日』感想

えっと、例によって試写で観た作品。その時のメモによると印象は<良>。僕の記憶力の悪さもあって2ヶ月以上経って結末がちゃんと思い出せないのですけど。しかし、最近の洋画、この手のタイトルが多い。原題の「The Time Traveler's Wife」の方が直感的に内…

桑田佳祐がライブで「みんな死ぬなよー」と叫ぶわけ

稀代のミュージシャン・加藤和彦さんが2009年10月16日自死をした。遺書には「『死にたい』というより『生きていたくない』。消えたい」という旨が記されていたという。うつ病の典型的な思考だ。自分が消えることが、周りの自分を支えてくれる人や愛している…

映画『スワップ・スワップ〜伝説のセックスクラブ〜』感想

封切り日に他の映画を観に新宿にいたので行ってみた。公式サイトのコメントがみうらじゅんだし、レビューが町山智浩だし、題材がニューヨークだしと、僕の大好物が並列していたしね(ちなみにスワッピングはしたことがないので好物かどうか不明)。 70年代後…

絵本『くもりときどきミートボール』

久々に映画以外の書き込み、でも先週観た映画の原作が気になって区の図書館で借りてみたものですが。 このお話は原題が「Cloudy with a Chance of Meatballs」ということにまず驚く。映画も絵本もミートボールはそれほど本筋とは関係ないと思うけど、まあ天…

映画『ファイナルデッドサーキッド3D』感想

イマジカの立派な試写室で3Dで観た。 前の「くもりときどきミートボール」もそうだが、この「ファイナルデッドサーキット3D」もそれぞれ今年の夏・秋の全米興収週間1位を記録している。海賊版防止策として3D映画はこれからも益々増えていくだろうし、通常の…

映画『くもりときどきミートボール』感想

川崎の109シネマズのIMAX3Dで観た。いやいや楽しめた。「モノが落ちてくる」という描写に3Dは適しているなあ。理屈や倫理を考えると、ちょっとおいおいとツッコミを入れたくなる部分(というか物語の設定自体問題っていっちゃあ問題だし)は多々あるが、ボン…

映画『エスター』感想

9月に試写で観たのだが、昨日から公開されているようですね。サスペンスホラー。いろいろ問題を抱えている夫妻が、3人目の子供を死産してしまった悲劇を、孤児院で目を引いたロシア出身の9歳の孤児・エスターを養子に迎えることから物語は始まる。 まず結末…

『引き出しの中のラブレター』感想

試写を観たのが7月の終わりなので正直あまり詳細には覚えていない映画だが、メモを見ても、その時の自分のtweetを追っても良い印象を抱かなかった作品のようだ。 一見関係のなさそうな多くの登場人物が、ラジオを通じて皆つながる話。袖振り合うも他生の縁と…

映画『私の中のあなた』感想

試写を観させてもらった。名作だ。配給のGAGAも自信作らしく、マスコミ・一般問わず多くの試写会を催していたので、口コミで評判が拡がっていく作品だと考えているのだろう。 『リトル・ミス・サンシャイン』で映画賞を総なめにしたアビゲイル・ブレスリンの…

映画『空気人形』感想

昨日バルト9で是枝裕和監督の「空気人形」を観てきた。 不思議な作品だ。キーワードが散りばめられていて何度も咀嚼できる映画だと思う。 「空気人形」は空気で膨らまされた独身男性用の愛玩ラブドールの事だ。その空気人形がある時<こころ>を持ってしまう…