映画『くもりときどきミートボール』感想

ZERO-tortoise2009-10-12

 川崎の109シネマズのIMAX3Dで観た。いやいや楽しめた。「モノが落ちてくる」という描写に3Dは適しているなあ。理屈や倫理を考えると、ちょっとおいおいとツッコミを入れたくなる部分(というか物語の設定自体問題っていっちゃあ問題だし)は多々あるが、ボンクラ・マッド・サイエンティストの奇天烈な発明とその暴走、親子愛、オタク同士の恋愛、ふむ、90分のきっちりとした配分で描かれているのはさすがハリウッドアニメだ。
 リアルな造形やキャラクターに寄らない、3Dアニメのひとつの完成形だなと思う。パペットの材質を思わせるデザインと質感を持たせて、それを活かした表情のつけかたをしている。んで、かわいい。サル、莫迦でかわいい。確かにサル語翻訳機をつけたとしても、自分の名前を認識することと食べること(大好きなくまちゃんグミ!)くらいしかサル、考えていないよなあ。その翻訳機もそうだが、珍発明ネタがちゃんと物語に回収されているのにも感心。
 食べ物ディザスタームービーはパロディも満載だった。エイリアン、インディペンデンス・デー、メテオ、ディープインパクト等々。それとある意味「マグノリア」。
 IMAXだとそういえば中川翔子の歌は流れませんでした。それと来年の4月公開予定のティム・バートンの「不思議な国のアリス」を川崎でIMAX3Dで上映するというので帰りに前売りを買っておこうとショップに行ったら売り切れていた。売り切れって、日時座席指定でもあるまいに・・・。ジョニー・デップが気狂い帽子屋かあ。観たい。
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2009年9月19日(土)より公開中

おなかがすいてもだいじょうぶ 
食べたいものは、みーんな空からふってくる。
くもりときどきミートボール

原題:CLOUDY WITH A CHANCE OF MEATBALLS
監督:クリス・ミラー、フィル・ロード
原作:ジュディ・バレット「くもりときどきミートボール
「くもりときどきミートボール」公式サイト