映画『きみがぼくを見つけた日』感想

ZERO-tortoise2009-10-23

 えっと、例によって試写で観た作品。その時のメモによると印象は<良>。僕の記憶力の悪さもあって2ヶ月以上経って結末がちゃんと思い出せないのですけど。しかし、最近の洋画、この手のタイトルが多い。原題の「The Time Traveler's Wife」の方が直感的に内容が把握できるかもしれない。あくまでヒロイン目線の映画として観ないと、自分では制御不能でいろんな時代にタイムスリップしちゃう男の視点で、ストーリーを追ってゆくといろいろな意味でつらいかも。
 基本的にファンタジー・ラブストーリーということなので、SF的なタイム・パラドックスを考え始めるといけない映画なのだろう。バタフライ・エフェクトとか無縁の設定です。「いま会いにいきます」の複雑タイムリープ版とも言えるし、「ベンジャミン・バトン」の男の方の加齢の順列が不規則に流れるお話というか。主演のレイチェル・マクアダムス(『きみに読む物語』)のはとてもキュートでした。音効もよかったかな。原作はNYタイムズのベストセラーリスト28週連続トップ10入りの小説、これを気に入り、『ゴースト/ニューヨークの幻』の脚本家であるブルース・ジョエル・ルービンスクリプトを書いた作品。ガビガビのSFマニアは避けた方がいいけど、カップルで観るにはいい映画だと思います。でも、タイムトラベラーは何である意味都合良く時代をリープするのかなあ、とか考えるだけ野暮。
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2009年10月24日(土)丸の内ルーブル他全国公開

私の彼はいま、6歳の私に会いにいっています。
『ゴースト/ニューヨークの幻』の脚本家が贈る、時を超えるピュアな切ないラブストーリー。
別の時空へ消えてしまうぼくを、見つけてくれたのは、きみだった。

キレイな心にしか見えないラブ・ストーリーを、あなたに。

きみがぼくを見つけた日

原題:THE TIME TRAVELER'S WIFE
監督:ロベルト・シュヴェンケ
脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
製作総指揮:ブラッド・ピット 他
出演:レイチェル・マクアダムスエリック・バナ、アーリス・ハワード、ロン・リビングストン

公式サイト