6月に観た映画19本を仕分けてみる


 僕が2010年6月に劇場で観た映画を<仕分け>て、〔何となく〕並べた。試写で観た作品は、まだ公開していないものは除いて、逆に以前試写で観て6月公開された映画を加えた。それぞれの作品の自分のTwitterのリンクも貼ってみた。5月に続いて好みの日本映画が多かった月。2010年6月は<暴力>をテーマにした印象的な日本映画が公開された月として記憶されるだろう。奇しくも僕の上4つの作品がそれだ。

1.『告白』〜原作と中島哲也監督のイメージがあまりに乖離していたのでとても注目していた。初日に観に行ったのだがまさか30億円のスマッシュヒットになるとは予想しなかった。手放しで絶賛はできない作品だが、上映中スクリーンに没頭する自分がいたことも否めない。【観た時のつぶやき
2.『ケンタとジュンとカヨちゃんの国」〜安藤サクラという稀有な女優がこれからも化けてゆく過程を体験できる我々は幸運だ。大森立嗣監督、松田翔太高良健吾という才能の見事な化学反応は必見。【観た時のつぶやき
3.『ヒーローショー』〜ジャルジャルのふたりの役者っぷりは見事。井筒監督久し振りの会心の映画は、痛々しくも実は優しさの漂う作品だと思う。【観た時のつぶやき
4.『アウトレイジ』〜4番目かよ、このヤロウ。北野武監督の豪華キャストのヤクザ映画という期待に100%応えてくれた映画でした。【観た時のつぶやき
5.『クロッシング』〜ある意味、とてもズルい映画だ。ズルイ、悲し過ぎる…【観た時のつぶやき
6.『ソフトボーイ』〜ボンクラ・友情・団結・ドンデン返しという大好物満載の隠れた快作。公開のスクリーン数がいかんせん少なすぎた。【観た時のつぶやき
7.『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』〜SR1で出来たフォーマットを見事に2した入江監督スゲー。もしかしたら2の方が感動したかもしれない、メーン!【観た時のつぶやき
8.『アイアンマン2』〜封切り日にスゲー期待し過ぎて観にいったので、ハードルアゲアゲだったので…予告編から結構勝手にストーリー作っていたのだが、それとは違った(当たり前)。【観た時のつぶやき
9.『宇宙ショーへようこそ』〜とても優れたアニメだったと思うが、並べるとこの順番になってしまうのは何故?【観た時のつぶやき
10.『処刑人Ⅱ』〜楽しかったー、のに並べてしまうとこの順番、なのかな?【観た時のつぶやき
11.『闇の列車、光の旅』〜サンダンスで評価された作品は見逃さないことにしている。邦題から純粋に想像するストーリーからは遥か離れた地平で物語は紡がれていく。【観た時のつぶやき
12.『マイ・ブラザー』〜イライジャ・ウッドの鬼気迫る演技はすごい。ナタリー・ポートマンのゆれ具合もとてもよかった。【観た時のつぶやき
13.『クレイジー・ハート』〜「レスラー」のような切なさを勝手に作り上げて観てしまったので、ちょっと拍子抜けしちゃった…けど、名作。【観た時のつぶやき
14.『トロッコ』〜こんな小さな、密やかな、静かで親密な映画も、実は好きだったりする。【観た時のつぶやき
15.『孤高のメス』〜力作ではあるが、長編小説を1本の映画にしてしまうとダイジェスト感は拭えないか。夏川結衣は最優秀主演女優賞モノの演技。【観た時のつぶやき
16.『エルム街の悪夢』〜人気ホラータイトルの忠実なリメイクだったが、それ以上でもそれ以下でもない感じ…うーむ。【観た時のつぶやき
17.『サバイバル・オブ・ザ・デッド』〜ゾンビの巨匠・ロメロ監督、「ゾンビは走らない」と他作へ苦言を呈していたらしいが、激しい乗馬はどうお考えなのだろうか?【観た時のつぶやき
18.『セックス・アンド・ザ・シティ2』〜完成披露試写に行ったら満席で、2時間半あまり立って観るにはとてもつらい映画だった。TV版・映画版1とどんどんヒドくなる…キャリー達と同じ行動をアラブでもしやったら、殺されるか強制送還はゼッタイだ。【観た時のつぶやき
19.『ACACIA-アカシア-』〜分かってて観に行っているのだから、きっと文句を言うべきではないのだろう。でも、どうして辻監督は映画を撮り続けることができるのだろう。小説を書き続けることができるのだろう。歌を歌い続けることが出来るのだろう。ミポリンの…(以下略)【観た時のつぶやき

 というわけで、今のところ2010年の上半期でスクリーンでの映画鑑賞は合計97本。100本いかなかったな。下期はたぶんペースダウンすると思いますw