8月に観た映画15本を仕分けてみる


 何となく、これだけはブログ書いているから今月も書きます。
 僕が2010年8月に劇場で観た映画を<仕分け>て、〔何となく〕並べた(この方式もイイ加減飽きてきたな。仕分けという単語にもw)。試写で観た作品は、まだ公開していないものは除いて、逆に以前試写で観て8月公開された映画を加えた。それぞれの作品の自分のTwitterのリンクも貼ってみた。

1.『ヒックとドラゴン』〜2D(試写)と3Dで観た(あ、あと飛行機の中でも)。優等生のディズニーにいつも皮肉れ屋だったドリームワークスが、その着地点を見つけたと思える傑作。3DCGアニメとして、僕らは「トイ・ストーリー3」「コララインと魔法のボタン」「晴れときどきミートボール」と体験してきた訳だが、10年後振り返る時に確実にエポックとなる映画だ。 【観た時のつぶやき
2.『カラフル』〜この題材を、今、アニメでやることを推進したスタッフにまず拍手を贈りたい。そして、それを十全に昇華させる原恵一監督の作家性に、きっと僕はずっと注目していくのだろうと思った。物語の舞台は僕が住んでいる周辺でしたw 【観た時のつぶやき
3.『瞳の奥の秘密』〜アカデミー外国語映画賞はダテじゃない。重厚だがコミカル、そして驚くようなカメラワーク、昨今の良質の韓国映画のような結末…ハリウッドにはないバランスに持ってかれた作品。 【観た時のつぶやき
4.『ぼくのエリ 200歳の少女』〜邦題や映倫規制なしに、いきなりこの作品を観たとしたなら、かつてない映画体験になったと思う。それを差し引いても観るべき映画だ。エリの髪に積もった<白いもの>が雪ではなくフケだと気づいた時点から、観るものは作品世界に惹き込まれる。【観た時のつぶやき
5.『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』〜ヤツらはAチームだぜ!アタマ使わず、楽しかったぜ。ツイッターにもあったけど、往年の声優さんが吹替えたバージョンを観た方が盛り上がったかも。それにしても<特攻野郎>って絶妙な造語だよな、ほんと。 【観た時のつぶやき
6.『ペルシャ猫を誰も知らない』〜映画文法の違う世界の作品には、戸惑うことも多いが、新鮮なストーリーテーリングにぶちのめされることもある。そう、僕らは本当にイスラム世界の原状を知らないのだ。 【観た時のつぶやき
7.『キャタピラー』〜初日に劇場に行ったのだが、うん、若松映画。体制や戦争に反駁する基本的若松アチチュードはまずとらまえて、そのそとの偏執性や癖にも注目すべき映画のような気がする。ちょっとオカしくないと、映画監督はできないものですw 【観た時のつぶやき
8.『ベスト・キッド』〜オランダでオランダ語字幕で観たので、僕の英語力から実は半分くらいしか理解していないかもしれない。何で、訓練でいりなり万里の長城行ったのか判らなかったしw でも、欧米人の中のたったひとりのアジア人として観るには面白い映画でした。【観た時のつぶやき
9.『借りぐらしのアリエッティ』〜宮崎以外のジブリ映画の基準点がここになってほしくないので、あえてこの順番。とてもよくできた漫画映画だ。でも、マロ監督が求めたものはもっと違った筈。大小の規模感の動作と音にもっとこだわってほしかった。あと、あまりにもストーリーが貧弱過ぎた。【観た時のつぶやき
10.『東京島』〜原作のファンだったので、主人公がイメージの違う木村多江と聞いたとき、かなりの期待をした。監督は篠崎さんだし。ヒトの<業>って、本当にリアルには映像にするのが難しいのだなと思う。そもそも、ヒトによって<業>のリアリティラインが違うわけだし。【観た時のつぶやき
11.『ハナミズキ』〜ガッキーは映画に愛さる子だ。あの世代特有の定まらない表情をフィルムにもっと焼き付きてほしい。に、しても、帰納法的に書かれたオトナの事情満載のストーリーには辟易したけどね。【観た時のつぶやき
12.『シークレット』〜この中途半端な韓国映画は飛行機の中で観た。えっと、途中寝ました。ツッコミどころが多すぎて呆れ寝だったような…奥さん役のヒトはキレイでしたw【観た時のつぶやき
13.『きな子 〜見習い警察犬の物語〜』〜実話に基づく映画は、エンドタイトルで、その後の登場人物たちの実際が観客に知らされる。で、きな子の衝撃的な<原状>がテロップされてあんぐり… 【観た時のつぶやき
14.『日本のいちばん長い夏』〜試写で観たのだが、これ、映画じゃないなあと思っていたら、実際、「NHKの番組の補完的な映像だったみたい。今に文士劇を蘇らすというアイデアは面白かったのにね。 【観た時のつぶやき

番外:『2001年宇宙の旅』〜TOHOシネマズの<午前10時の映画祭>で、この作品を初めてスクリーンで観た。何度目だろう。でも、また新しい解釈をしたシーンとかあったよ。…映画って本当に素晴らしい!! 【観た時のつぶやき


というわけで、今のところ2010年のスクリーンでの映画鑑賞は合計125本。