7月に観た映画11本をランキング


月毎に観た映画を個人的なランキングのメモ。遅ればせながら7月分。

僕が2011年7月に劇場で観た映画をランキング。試写で観た作品は、まだ公開していないものは除いて、逆に以前試写で観て7月公開された映画を加えた。それぞれの作品の自分のTwitterのリンクも貼ってみた。月に10本越えは久しぶり。
んで、2011年のこれまでに観た映画は68本。去年は109本観ていたのに…


1.『BIUTIFUL ビューティフル』物語るにはたどたどしく、言葉で伝えるのは正確な言葉を持たない、副次的な状況と生活。カメラはそれを追う。時々、理解不能・説明不要のものが映る。観客はそれらを含めて大きな流れに翻弄されて飲み込まれてゆく。そんな映画<体験>もあるんだ、時々、突然。傑作。〜アレハンドロ・G・イヌャリトゥ監督作品【観た時のつぶやき
2.『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 3D字幕版』すべてが過剰なハイテンション監督・ベイの全部載せアクション映画。胃もたれ必須。でも、どんなに悪趣味でも、金とパワーをここまでつぎ込むと、むしろ清々しさすら感じたりして。あー面白かった、で、どんな話だっけ?という気化も即行の作品っす。〜マイケル・ベイ監督作品【観た時のつぶやき
3.『コクリコ坂から』皆が言っているが『ゲド戦記』よりはいい(^^) いえいえ、悪くない映画でしたよ。去年の『アリエッティ』より僕は評価する。ジブリというブランドでしかアニメ化できない題材の作品。60年代日活青春映画をどこもアニメ化の企画を通すことはできないだろうから。〜宮崎吾朗監督作品【観た時のつぶやき
4.『大鹿村騒動記』原田芳雄遺作となった。ある種の抜けた洒脱さをきっちりと自覚して予算に合わせた映画を作れば、こんな小さな作品でも、十二分にエンタテインメントすることを教えてくれた作品。〜坂本順治監督作品【観た時のつぶやき
5.『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』Mr.ブレインウォッシュの作品もバンクシーが作っていて、すべて<シカケ>だとする向きもあるようだが、僕はそこまで計算していたとは思わない。バンクシー自身も、事の成り行きを楽しんだのではないかと穿ってみる。〜バンクシー監督作品【観た時のつぶやき
6.『Peace』この番外編に観察映画の真髄を観た。きっとこの作品は、撮影された映像から帰納的にタイトルが付けられたのだと思う。〜想田和弘監督作品【観た時のつぶやき
7.『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』本国の楽しいブロマンス映画。1をまったくフォーマットとして、エピソードをパワーアップした、過ぎるオフザケは本当に最高だ。〜トッド・フィリップス監督作品【観た時のつぶやき
8.『ハリー・ポッターと死の秘法 PART2 3D字幕版』ハリー・ポッターとはつかず離れず過ごして来た。この作品で初めて想像した画と齟齬なく、ともすれば僕らのイマジネイションを超えたファンタジーのシーンをみんな初めて感じたと思う。〜デヴィッド・イェーツ監督作品【観た時のつぶやき
9.『ムカデ人間』いいプロモーションでした。キャッチコピーの「つなげてみたい」も秀逸。〜トム・シックス監督作品【観た時のつぶやき
10.『アンダルシア 女神の報復アマルフィという絶大な負の十字架を背負った作品としては、本当に健闘した映画だろう。織田君の演じる黒田の無神経さが観終わる頃には愛おしく思えたりもしたりして。コーヒーがどうしても飲めないギャグ、結構好き。〜西谷弘監督作品【観た時のつぶやき
11.『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』ハガレンという優れたコンテンツフォーマットを無駄遣いした映画。ワンピの二番煎じで魂の籠っていない非売品コミックプレゼントの集客キャンペーンも納得いかなった。この映画によって、僕は一気にハガレンに冷めてしまった。〜村田和也監督作品【観た時のつぶやき