2011年観たステージ32本からベスト5を選んでみた

1.『志の輔らくご in PARCO 2011』
毎年観ているが、今年の新作『大河への道』は落語という範疇を超えたひとりものがたりの第一級のエンタテインメントでした。

2.『LIVE POTSUNEN 2011 SPOT』
小林賢太郎のポツネンシリーズも3作目を迎えて、ひとつのジャンルとなってきている。小林賢太郎、やはり稀代のステージクリエイター。

3.『イキウメ/散歩する侵略者
注目の演劇人・前川知大の日常に潜むSFを描いた名作。あまりに切ない物語にラストは号泣モノでした。

4.『佐野元春30周年アニバーサリーツアー・ファイナル All Flowers In Time Tokyo』
地震の影響で順延となり、貯めこまれたエネルギーは、ステージも客席も最高潮のボルテージで、ある種の宗教儀式を思わせる高みに達したライブでした。佐野元春原理主義の確立。

5.『ベッジ・バートン』
生誕50周年三谷幸喜企画の新作7本(演劇4本、TVドラマ1本、映画1本、小説1本〜これはまだ未刊?)は全部観たが、この漱石の留学時代を舞台としたステージがいちばん良かった。深津絵里、イイ。

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1月22日 『志の輔らくご in PARCO 2011』PARCO劇場
2月12日 『ゾウガメのソニック』神奈川県芸術劇場
2月17日 『ろくでなし啄木』銀河劇場
2月19日 『舞台版 千年女優シアターグリーン
2月26日 『南へ』東京劇術劇場中ホール
3月5日 『イーグルス コンサート』東京ドーム
3月20日イッセー尾形とあの人 今昔二人物語 inにほんばし』日本橋三井ホール
3月24日 『国民の映画』PARCO劇場
3月26日 『シングルマザーズ東京芸術劇場小ホール
4月24日 『桃天紅』本多劇場
4月29日 『イッセー尾形のこれからの生活2011 in渋谷』渋谷区文化総合センター 大和田伝承ホール
5月7日 『渡部香津美と大西順子ブルーノート東京
5月14日 『イキウメ/散歩する侵略者』シアタートラム
5月21日 『ロマン』三鷹市芸術文化センター風のホール
5月22日 『鎌塚氏、放り投げる』本多劇場
5月28日 『LIVE POTSUNEN 2011 SPOT』神奈川劇術劇場(KAAT)
6月2日 『エレキコミック第20回発表会 NaNoNi』俳優座劇場
6月11日 『ベッジ・バートン』 世田谷パブリックシアター
6月18日 『佐野元春30周年アニバーサリーツアー・ファイナル All Flowers In Time Tokyo』東京国際フォーラムホールA
6月25日 『幽霊たち』PARCO劇場
6月29日 『SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER』本多劇場
7月18日 『阿佐ヶ谷スパイダーズ 荒野に立つ』シアタートラム
7月30日 『劇団鹿殺し 岸家の夏』 青山円形劇場
8月7日 『太陽に灼かれて』銀河劇場
8月20日 現代能楽集?『奇ッ怪 其ノ弐』世田谷パブリックシアター
8月27日 長澤まさみ『スウィート・バニー』PARCO劇場
8月28日 『大東京ポッド許可局〜“日比谷公会堂に2000人集めたい”論』日比谷公会堂
9月12日 マキタスポーツ『オトネタ3』銀座博品館劇場
10月23日 中谷美紀『猟銃』PARCO劇場
11月12日 『イキウメ/太陽』山円形劇場
11月19日 エレ片『コントの人5』前進座劇場
12月10日 『90ミニッツ』PARCO劇場