村上春樹の最新短編集『女のいない男たち』感想

雑誌でほぼ読んでいてそれほど評価もしていなかったが、結局僕も買ってしまった(通販サイトのポイントでね(^J^)。
んで、僕が唯一未読だった書き下ろしの掌編がとてもいい。
確かなテクニックに裏打ちされたジャズピアニストの奔放なアドリブのような、言葉の展開だけの力業の小説、久しぶりに唸りました。
『女のいない男たち』というテーゼがあって、そこから派出する言葉や物語のうねりを辿ってあそんでゆく小説。本人も前書きにさらっと書いたと述べていたが、ああゆうの、さらっとしか書けないんだよなあ……。