2月に観た映画15本を仕分けてみる

 先月と同じ事をしてみた。僕が2010年2月に劇場で観た映画を<仕分け>て、〔何となく〕並べた。試写で観た作品は、まだ公開していないものは除いて、逆に以前試写で観て2月公開された映画を加えた。それぞれの作品の自分のTwitterのリンクも貼ってみた。

1.『インビクタス/負けざる者たち』〜どうしてイーストウッドの語り口はこんなにも心地よく僕たちの胸を震わせるのだろう。【観た時のつぶやき
2.『フローズン・リバー』〜サンダンスで評価された多くの作品を僕は好きだ。この映画の日本公開に尽力したシネマライズとアステカに感謝。【観た時のつぶやき
3.『ユキとニナ』〜9歳の女の子が全身で受けとめるきびしい現実とかわいい打開策、彼女らが把握している空間と時間の感覚をここまで見事に映画として表現した作品を僕は知らない。【観た時のつぶやき】 
4.『コララインとボタンの魔法』〜第82回アカデミー賞最優秀長編アニメーションは『カールじいさん〜』だと僕は思うが、元来の<アニメ>としては、コララインが選ばれるべきだとも思う。【観た時のつぶやき
5.『抱擁のかけら』〜まさに<映画>という映画。アルモドバル監督はペネロペを最も美しく撮ることができる作家だ。【観た時のつぶやき
6.『サベイランス』〜「ボクシング・ヘレナ」を僕はあまり評価しないのだが、今作のジェニファーの映画作家としての狂気の佇まいは眼が離せないものだった。【観た時のつぶやき
7.『バッド・ルーテナント』〜ハーヴェイ・カイテル版よりこっちの方が僕は好きかも知れない。舞台をハリケーン後のニューオリンズに置き換えたのもよい。【観た時のつぶやき
8.『コトバのない冬』〜高岡早紀が何だか若いと思ったら、6年前の撮影だったらしいですねw 【観た時のつぶやき
9.『しあわせの隠れ場所』〜サンドラ・ブロックの映画だ。対抗作が薄い82回のアカデミー最優秀主演女優賞も多分彼女が受賞するような気がする。【観た時のつぶやき
10.『渇き』〜怪作であることは確か。ソン・ガンホが吸血鬼という時点でキワモノになりそうだが、それを<食った>演技を見せたキム・オクビンにはこれからも注目しようと思う。【観た時のつぶやき】  
11.『ゲキ×シネ 蜉蝣峠』〜板に立った古田新太は、堤真一より<男前>であることを思い知る作品。【観た時のつぶやき
12.『50歳の恋愛白書』〜邦題で損をしている映画だ。もっとめちゃくちゃで刺激的な作品なのに。【観た時のつぶやき
13.『イエローキッド』〜悪くないんだが、やはり若い映画なんだよなあ。おしい。世界観が閉塞的過ぎかもしれない。【観た時のつぶやき
14.『猿ロック』〜日本映画がダメになっていく過程において、大きく背中を押した映画。ルーキーズとかと同じ。【観た時のつぶやき
15.『食堂かたつむり』〜ホラー。【つぶやきすらしていなかったw】

 というわけで、今のところ2010年のスクリーンでの映画鑑賞は合計32本。