第84回アカデミー賞結果!
12アタリ7ハズレは例年と較べて的中率低し。僕の「アーティスト」がいいと思う部分と、受賞カテゴリーが微妙にずれてハズシまくりの結果となってしまった。
受賞は太字にしました。
作品賞:
『アーティスト』
『ファミリー・ツリー』
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』
『ヒューゴの不思議な発明』
『ミッドナイト・イン・パリ』
『マネーボール』
『ツリー・オブ・ライフ』
『戦火の馬』
個人的には「ものすごく〜」が好きだが、アカデミー会員の嗜好を考えると、作品賞は「アーティスト」と予想。→的中。
監督賞:
ミシェル・アザナヴィシウス 「アーティスト」
アレクサンダー・ペイン 「ファミリー・ツリー」
マーティン・スコセッシ 「ヒューゴの不思議な発明」
ウディ・アレン 「ミッドナイト・イン・パリ」
テレンス・マリック 「ツリー・オブ・ライフ」
作品賞は「アーティス」、監督賞は「ヒューゴ」だと非常に美しいのだが、最近このふたつは割れないので、監督賞は「アーティス」と予想。→的中。
主演男優賞:
デミアン・ビチル 「明日を継ぐために」
ジョージ・クルーニー 「ファミリー・ツリー」
ジャン・デュジャルダン 「アーティスト」
ゲーリー・オールドマン 「裏切りのサーカス」
ブラッド・ピット 「マネーボール」
ブラピの演技もよかったけど、ここはやっぱ、ハリウッドの最後のアニキ、主演男優賞はジョージ・クルーニーと予想。→ハズレ。ここでフランス人男優が来るとは…
主演女優賞:
グレン・クローズ 「アルバート・ノッブス」
ヴィオラ・デーヴィス 「ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜」
ルーニー・マーラ 「ドラゴン・タトゥーの女」
メリル・ストリープ 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
ミシェル・ウィリアムズ 「マリリン 7日間の恋」
ここは難しい。…独自のモンロー像を演じきったということと、昨年の「ブルーバレンタイン」の分も併せてということで、主演女優賞はミシェル・ウィリアムズと予想。→ハズレ。サッチャー物まねが獲得とは…。今度試写で観ますです。
助演男優賞:
ケネス・ブラナー 「マリリン 7日間の恋」
ジョナ・ヒル 「マネーボール」
ニック・ノルティ 「ウォリアー(原題)」
クリストファー・プラマー 「人生はビギナーズ」
マックス・フォン・シドー 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
ジョナ・ヒルにとってほしいなあ。あとおじいさん対決で、どちらも良かったけど、ここはひとつ、助演男優賞はクリストファー・プラマーと予想。→的中。
助演女優賞:
ベレニス・ベジョ 「アーティスト」
ジェシカ・チャステイン 「ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜」
メリッサ・マッカーシー 「ブライズメイド(原題)」
ジャネット・マクティア 「アルバート・ノッブス」
オクタヴィア・スペンサー 「ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜」
この子のチャーミングさがこの映画の原動力。主演級のキャスティングも鑑みて、助演女優賞はベレニス・ベジョと予想。→ハズレ。「ヘルプ」見られていないものねえ。
外国語映画賞:
「ブルヘッド(英題)」 ベルギー
「フットノート(英題)」 イスラエル
「イン・ダークネス(英題) 」 ポーランド
「ムッシュー・ラザール(原題)」 カナダ
「別離」 イラン
どの作品も未見だが、映画賞総なめで、あの名作「彼女が消えた浜辺」の監督ということで、外国語映画賞は「別離」と予想。→的中。
日本ではヒットしなかったが、モーションキャプチャーの新時代を作ったということで、長編アニメ映画賞は「ランゴ」と予想。→的中。
脚本賞:
「アーティスト」
「ブライズメイド(原題)」
「マージン・コール」
「ミッドナイト・イン・パリ」
「別離」
オーソドックなストレートストーリーだからこそ、この時代のサイレント映画として見応えたので、脚本賞は「アーティスト」と予想。→ハズレ。ここは協会と同じ受賞でしたね。
脚色賞:
「ファミリー・ツリー」
「ヒューゴの不思議な発明」
「スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜」
「マネーボール」
「裏切りのサーカス」
ここはスコセッシの敬意をこめて、脚色賞は「ヒューゴの不思議な発明」と予想。→ハズレ。シャンテに観るのが楽しみです。
撮影賞:
「アーティスト」
「ドラゴン・タトゥーの女」
「ヒューゴの不思議な発明」
「ツリー・オブ・ライフ」
「戦火の馬」
ここでいきなり、撮影賞は「ドラゴン・タトゥーの女」と予想。なんだか、ひらめいた(^^)→ハズレ。ひらめきは編集の方でした。
編集賞:
「アーティスト」
「ファミリー・ツリー」
「ドラゴン・タトゥーの女」
「ヒューゴの不思議な発明」
「マネーボール」
サイレントは決して古臭くなく、編集次第でこんなにも楽しめると教えてくれたので。編集賞は「アーティス」と予想。→ハズレ。こっちだったか、龍刺青。
美術賞:
「アーティスト」
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」
「ヒューゴの不思議な発明」
「ミッドナイト・イン・パリ」
「戦火の馬」
ここらで、シリーズにリスペクトを込めて、美術賞は「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」ってことを予想。→ハズレ。ハリポタとデカプリオはアカデミーから無視されることがよくわかった。
衣装デザイン賞:
「アノニマス(原題)」
「アーティスト」
「ヒューゴの不思議な発明」
「ジェーン・エア」
「W.E.(原題)」
ハリウッド黄金期のきらびやかな衣装を忠実に、そして新鮮に作り上げていたので。衣装デザイン賞は「アーティス」と予想。→アタリ。
作曲賞:
「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」
「アーティスト」
「ヒューゴの不思議な発明」
「裏切りのサーカス」
「戦火の馬」
サイレント映画は作り方次第で今も通用することを教えてくれたのは、この作曲に負うところも大きいと思う。作曲賞は「アーティスト」と予想。→アタリ。
歌曲賞:
“マン・オア・マペット(原題)” (「ザ・マペッツ(原題)」)
“リアル・イン・リオ(原題)” (「ブルー 初めての空へ」)
2本とも未見だが、ネットで聞いてみたところ、歌曲賞は、“マン・オア・マペット(原題)” (「ザ・マペッツ(原題)」)と予想。→アタリ。
録音賞:
「ドラゴン・タトゥーの女」
「ヒューゴの不思議な発明」
「マネーボール」
「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」
「戦火の馬」
「戦火の馬」の録音も凄そう(未見)だけど、やはり「ヒューゴ」。ということで、録音賞は「ヒューゴの不思議な発明」と予想。→アタリ。
音響編集賞:
「ドライヴ」
「ドラゴン・タトゥーの女」
「ヒューゴの不思議な発明」
「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」
「戦火の馬」
「龍刺青」の音編もすごかったが、ここは「ヒューゴ」で統一か。音響編集賞は「ヒューゴの不思議な発明」と予想。→アタリ。
メイクアップ賞:
「アルバート・ノッブス」
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
よくそっくりさんを作ったということで、メイクアップ賞は「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」と予想。→アタリ。
視覚効果賞:
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」
「ヒューゴの不思議な発明」
「リアル・スティール」
「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」
「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」
好みで言えば「トランスフォーマー」だが、シリーズラストということで「ハリー・ポッター」か、と見せかけて、「ヒューゴ」では。というか、「ヒューゴ」は技術まわりでしか受賞できないような気がする。ということで、視覚効果賞は「ヒューゴの不思議な発明」と予想。→アタリ。