佐野元春のザ・ソングライターズvol.4(さだまさしPart2)

 録画したものを観る。
 聴講している学生と詞曲を作っていくワークショップが興味深かった。さだまさしの詞へのこだわりは、体温・匂い。言葉が持つそれらを信じて、または留意して、できるだけ安易には言葉を重ねないように心掛けているそうだ。「グレープフルーツ色した雲」の歌、職人芸を感じました。
 佐野はソングライティングとは、自分を知ることだという。過去の自分と対峙し、現在の場所を把握し、これからの行くべき先を模索する作業が歌を作ることだという。
 さだはソングライティングとは、自分の心に釣り糸を垂れる作業だという。そして自分を耕し、掘り起こす過程が歌を作ることだという。
 ふたりとも、きっと同じことを言っているのだろう。
 来週次回は、いよいよ、昭和の作詞巨人・松本隆


佐野元春のザ・ソングライターズ