佐野元春のザ・ソングライターズ vol.11 Kj(Dragon Ash)Part1

 9/19放送の「ザ・ソングライターズ」を観た。今回からゲストは、Dragon Ash降谷建志ことKj。
 もともとバンドを組んで、その中の役割分担の必要性でたまたま歌詞をだけだと彼は言う。言葉は単なる道具だった。「陽はまたのぼりくりかえす」は初めて誰かに伝わって欲しいと思って書いた歌、そしてヒットした。
 でもKjはメッセンジャーである前に音楽家でありたいと語る。そして聴く者に何かアクションを起こさせたり、思いとどませるたり、確実に音楽で「できること」があるからポジティブな歌を歌い続けるとまっすぐに言った。'00年代に溢れかえったインスタントミュージックへの功罪も自覚しているとKj。
 
 いやいや、この番組の今までゲストだった5人のアーティストは、どの人もファンであり、手元にCDがある人ばかりだったので、僕はこの番組のことをブログに書いてきた。Dragon Ashに関しては何曲か知っている程度だったので、どーしよーかなーと思っていたが、自分なりにこの番組をコンプリートしたいと思い、行きましたよ、TSUTAYADragon Ashのベストアルバム2枚借りて聴き込みました。iPodで歌詞を表示しながら聴いてみたのですが、いいっすね、Dragon Ash。彼らの標榜するMixture Rockって、80年代に佐野元春がやろうとして到達できなかったことなのかもしれないと思った。そういえば、TSUTAYAのCDコーナー久し振りに行ってDragon Ashを捜したのだが、元春さんのアルバムが「フォーク/ニューミュージック」の棚にあってちょっと哀しかった。
 Kjの着るポリスのTシャツが僕の今回のこの文章の拠り所だ。それと彼の好きな映画監督がガス・ヴァン・サントだということも。結構メローなヒトかなと伺える。

ザ・ソングライターズ公式サイト