09年映画を一言コメント(補完編2)
つづき
『Disney'sクリスマス・キャロル3D』
ゼメキスのモーションキャプチャーCGには一定の成果を認めるが、本作に関してはあまり注目すべき点が正直見出せなかった。スクルージのお話は大好きで映画も何本も観ている。いちばん好きなのは『ミッキーのクリスマスキャロル』w。だってドナルドダックの叔父さんのスクルージ・マクダックがスクルージを演じている!いわゆる、本人出演ってヤツだろうかw
『イングロリアス・バスターズ』
タランティーノはもちろん好きで、本作も封切日に観に行った。第1章のランダ大佐のやりとりは息を飲んで楽しんだ。あの緊張感のある第1章は名作だ。タランティーノはやはり基本的に会話劇で見せる監督だと思う。そこに偏愛的な映画愛がマッシュアップされて映画が構成される。
『マクロスF(フロンティア)〜イツワリノウタヒメ〜』
チケットをもらったので観に行った。マクロスをスクリーンで観るのはミンメイ以来だw マクロスFはTVシリーズもまったく観ていなかった割には、この映画は楽しめた。というか、マクロスという構造は1984年当時と何も変わっていなかったからかもしれない。
『2012』
タマフル(ラジオ番組)の放送で、この作品を取り上げた時、さんざん放送中にTwitterでつぶやいたので感想書かなかった。僕の結論としては、箱舟作るなら潜水艦作ればよかったのに、ですw ホントに続編「2013」は製作されるのだろうか?
『東のエデン 劇場版Ⅰ The King of Eden』
TVアニメの劇場版2部作の<1>として非常に正しい構成だった。神山健治監督は、この人ならとりあえず何でも観ようと信頼している作家のひとりだ。<2>が公開されたら、ちゃんと感想を書いてみたいと思っている。
『ロフト.』
ベルギーで大ヒットした密室サスペンス映画。かなり期待して観に行ったが、うーん、ベルギーのひと、あんまり密室もの観ないから免疫がなかったのかなーという感想。「キサラギ」より優れていたのはスタイリッシュな映像。
『マラドーナ』
神の子・マラドーナを追ったドキュメンタリー。シアターNに観に行った。エミール・クストリッツァ監督のマラドーナに向ける愛情、尊敬、疑問、懐疑、嘲笑、憤懣、様々な感情がそのまま映画になったように感じた。もしかして、監督が感じたそれらの感情は全部、マラドーナ自身が自分に感じていることかもしれないと思った。
『パブリック・エネミーズ』
マイケル・マン監督の硬質な映像と物語と、ジョニー・デップの男前っぷりに酔う映画か。銃器に詳しかったらいろいろシビれたと思うが疎いもので。あと、主人公達の恋愛衝動の根幹が何なのかを僕は掴むことができなかった。
『ウルトラミラクルラブストーリー』
目黒シネマに<麻生久美子2本立て>を観に行ったうちの1本。名作だと思う。死んでも「何故か死なない」という主人公としては、『鈍獣』と同じだが、こちらはそれをファンタジーなラブストーリーーとして着地させているところが好きだ。横浜聡子という新しい監督の作品はこれからも注目していくつもりだ。
『インスタント沼』
宮藤官九郎のライバルはクドカンだと書いたが、まったく同じ意味で、三木聡は常に三木的世界で、前作を超える映画を展開されることをいつも期待されていると思う。そういった意味では、本作は悪い映画ではないけど、三木作品として<残念>だ。
『ディア・ドクター』
目黒シネマで観た。遅ればせながらもこの作品はスクリーンで観ておいてよかった。西川美和監督は確実に進化している。あんなに微妙な物語を、陥りガチな安易な方向にハンドルをとられることなく、紡いでいくことはそうそう出来る事ではないと感嘆した。
『ゆれる』
目黒シネマで上記の併映として観た。3年前劇場で観て以来だが、やはりこの作品は香川照之の演技プランを観る映画だと思う。香川というクレバーな俳優の力を我々はまざまざとみせつけられる。
『アサルトガールズ』
いろいろ文句もあるので、後日感想を書く予定。
『ONE PIECE -FILM- STRONG WORLD』
この映画が今1位になった意味を考えてみたいので、後日感想を書く予定。
※以下は純粋な自分のための備忘録
- 試写を観てまだ感想を書いてない(書けない)映画
『彼岸島』1/9公開
『かいじゅうたちのいるところ』1/15公開
『オーシャンズ』1/22公開
『Dr.パルナサスの鏡』1/23公開
『おとうと』1/30公開
『ボーイズ・オン・ザ・ラン』1/30公開
『50歳の恋愛白書』2/5公開
『抱擁のかけら』2/6公開
『コララインとボタンの魔女』2/19公開
『アイガー北壁』3/20公開
『堀川中立売』春公開
- 感想を書きたいと思っている舞台・ライブ
『イッセー尾形のこれからの生活2009〜一人カウントダウン〜』
『舞台 パッチギ』
『大西順子ライブ@BLUES ALLEY JAPAN』