1Q84読中メモ15

第15章(青豆)気球に碇をつけるみたいにしっかりと

 青豆の日常とそれに至るいきさつが綴られる章。
 青豆はシングルバーで出会った婦人警官・あゆみと食事に行き、親交を深める。
<「それで、何にするの?」
ムール貝のスープに、三種類のネギのサラダ、それから岩手産仔牛のの脳味噌のボルドーワイン煮込み。青豆さんは?」
「レンズ豆のスープ、春の温野菜の盛り合わせ、それからアンコウの紙包み焼き、ポレンタ添え。赤ワインにはちょっと合わないみたいだけど、まあサービスだから文句は言えない」
「少しずつ交換していい?」
「もちろん」と青豆は言った。「それからもしよかったら、オードブルにさいまき海老のフリットをとって二人で分けましょう」>
 ハルキさんの食事のシーンは、相変わらず食欲を刺激する。