通常土曜日的考察其乃壱

 有給を使い切った休職からフツーのサラリーマンに戻って約半年。年次休暇は来年度まで復活しないが、夏期休暇は取ることができるようだったので、昨日とりあえず1日夏休みをもらった。4連休。この半年、どんなに二日酔いだろうと早起きして、朝満員電車に揺られ、ちゃんと出勤し、莫迦のような残業はせず、さくさくと帰宅し眠りにつくという、あたりまえの日常を過ごしてきた。土日出勤はなし、平日半休や全休もなし、行方をくらますような直帰もなし、組織にカチッとはまった美しきサラリーマンをやった。こんなの社会人になって初めてのことかも。
 日常が恒常化してくると人は物語が欠乏していく。思考を閉じた去年1年間も相まって、僕は今、物語への激しい枯渇感にさいなまれている。でも、人が限られた時間の中で消費・通過できるコンテンツの量って、どんなにマルチタスクになっても限界があるよなあ。質をかぎ分けて、素早く深度を稼げるようになりたいものだ。