『劇場版 ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合! オモチャの国で大決戦だコロン!』感想

 アニメ版ヤッターマンの映画を試写で観てきた。春の三池崇史の実写版が評判が良かったことからの映画化か。
 日曜の朝アニメを楽しみにしているちびっ子たちは、映画ならではの長尺のストーリーに、ヤッターメカが全員集合したうえに、新メカまで登場するのには大興奮だろう。しかし、山寺宏一、このアニメで何役声あててるんだ?
 子供の引率のお父さんにも楽しめるように、往年のタツノコプロのキャラがカメオ出演していたりするし、メカデザインが大河原邦男センセイということで、ガンダムネタもふんだんに織り込まれている。ヤッターゼロなんて、大河原さんのRX-78のリアルタイプカラーまんまだし。「逆襲のシャア」までパロっていた。そうか、ヤッターマンのマークって、サイコフレームだったんだ!
 タツノコプロは現在、タカラトミーアーツの子会社だから、劇中「フラワーロック」やら「黒ひげ危機一発」が出てくる出てくる。まあ、おもちゃの国のお話だしね。各所事情を勘案したバランスのよい映画だと思います。

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おもちゃの国・トイトイ王国にやって来たヤッターマンドロンボー一味。
楽しい夏休みのはずが、地球の破壊をたくらむ大臣パ・ズールの陰謀に巻き込まれて大ピンチ!
ヤッターマン史上最大の危機に、ヤッターメカも大集合。
謎のメカ・ヤッターゼロを倒し、ヤッターマンは地球を救えるのか?

2009年8月22日公開

総監督:笹川ひろし
監 督:菱田正和
脚 本:高橋ナツコ・渡邊大輔
キャラクターデザイン:上北ふたご
メカニックデザイン:大河原邦男
原 作:竜の子プロダクション
アニメーション制作:タツノコプロ

製 作:劇場版アニメーション「ヤッターマン」製作委員会

公式サイト