映画『僕らのワンダフルデイズ』感想
「僕らのワンダフルデイズ」試写を観た。
平凡なサラリーマン役の竹中直人が入院していた病院で、偶然自分がガンで余命半年であることを立ち聞きしてしまう。うつ気味な状態の中、息子の学園祭に行き、高校時代自分たちが組んでいたバンドを思い出す。そして高校時代のメンバーに声をかけバンドは再結成される。そして仲間達はそれぞれの家族に聞いてもらうために、コンテスト出場に向かって練習を開始する。50代のメンバーは竹中以外も、みな違った立場でそれぞれに悩みを抱えている。部下や息子との気持ちのすれ違い、事業の不振、痴呆症の進んだ母の介護、等々。それでも彼らは自分たちの青春の日々=ワンダフルデイズをもう一度取り戻すために、あの頃のバンドの音をアンサンブルしていく。
こうして物語を書くと、ありがちな中年友情感動ストーリーに思えるけど、年齢層は高めの一般試写会場では結構爆笑でわいていた。というのも、ほぼ半分は竹中直人の演技、というか芸で構成された映画だからだ。まあ、予想を全く超えない展開ではあったが、悪くはない映画でした。
____________________
2009年11月7日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開
余命半年―、彼が気づいた本当に大切なもの。
家族と仲間たちの、最高に笑って泣ける感動エンタテインメント!
監督:星田良子
音楽アドバイザー:奥田民生
出演:竹中直人、宅麻伸、斉藤暁、稲垣潤一、段田安則、浅田美代子、紺野美沙子、貫地谷しほり