映画『僕らのワンダフルデイズ』感想

ZERO-tortoise2009-11-05

「僕らのワンダフルデイズ」試写を観た。
 平凡なサラリーマン役の竹中直人が入院していた病院で、偶然自分がガンで余命半年であることを立ち聞きしてしまう。うつ気味な状態の中、息子の学園祭に行き、高校時代自分たちが組んでいたバンドを思い出す。そして高校時代のメンバーに声をかけバンドは再結成される。そして仲間達はそれぞれの家族に聞いてもらうために、コンテスト出場に向かって練習を開始する。50代のメンバーは竹中以外も、みな違った立場でそれぞれに悩みを抱えている。部下や息子との気持ちのすれ違い、事業の不振、痴呆症の進んだ母の介護、等々。それでも彼らは自分たちの青春の日々=ワンダフルデイズをもう一度取り戻すために、あの頃のバンドの音をアンサンブルしていく。
 こうして物語を書くと、ありがちな中年友情感動ストーリーに思えるけど、年齢層は高めの一般試写会場では結構爆笑でわいていた。というのも、ほぼ半分は竹中直人の演技、というか芸で構成された映画だからだ。まあ、予想を全く超えない展開ではあったが、悪くはない映画でした。

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2009年11月7日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開

余命半年―、彼が気づいた本当に大切なもの。
家族と仲間たちの、最高に笑って泣ける感動エンタテインメント!

監督:星田良子
音楽アドバイザー:奥田民生
出演:竹中直人宅麻伸斉藤暁稲垣潤一段田安則浅田美代子紺野美沙子貫地谷しほり

「僕らのワンダフルデイズ」公式サイト