「緊急事態宣言」日記 2日目

2020年4月9日 木曜日(2日目)

※東京都の新規感染者数:178名(これまでで最大)

 

 理髪店・ホームセンター・ゴルフ場等が自粛要請施設か否かで国と都で見解が相違し(いつものヤツ)、小池知事が押し切られる形となった(結局またしても)。国の決定機関に緊張感がないというか、利権団体に弱いよな自民党は……。感染経路不明者も100名を超えたことで見えないクラスターがいったいいくつ東京には隠れているのだろうか。

 

 冷蔵庫の中が寂しくなってきたので約1週間ぶりに近所のスーパーに食材を買いに行く。スーパーマーケットという人混み、中でも東京の「ホットスポット(笑)」世田谷区のそれに紛れるのはさすがに危険だ! 小池知事が「ロックアウト」失言をした時、その店でも開店行列ができていたので、開店1時間後あたりで狙い行ってみると入場制限もなくすんなり買い物ができた。鶏もも肉とタマネギがあればとりあえずスパイスカレーは作れるので、モモ肉6本、新タマネギ3個(88円!)等を仕入れる。僕が通常買う品目では唯一レトルトのスパゲティソースだけが品薄だった。

 

 今年輪番でたまたま居住マンションの管理組合の理事長になってしまっていた。管理を委託する管理会社に先週の金曜日、「政府が緊急事態宣言を宣告した際、管理業務はどうなるか?」とあらかじめ問い合わせをして万全を期すようお願いしていた。月曜日連絡があり宣言が出た場合、日常の管理業務は停止する旨が告げられた。僕の住むマンションの管理人は常駐ではなく、共用ゴミ置き場の整理とゴミ出しを主な業務とし清掃車が来る曜日だけ通ってくる非常勤管理人だ。この業務のどこが所謂「三密」にあたるのか訊くと、いや交通が止まるかもしれませんしと担当者は言う。日本の法律には公共の交通システムを強制的に止める権限がないことを知らないみたいだ。とにかく、管理業務完全停止は理事長として納得できないとし、再検討をお願いして電話を切った。昨日・水曜日、宣言のあった夕方再び管理会社から連絡があり、基本的に管理業務は停止するが、清掃車へのゴミ出し作業だけは継続することになったと告げられた。まあ、良かった。輪番で担当者を決めるとか、ゴミ置き場を封鎖して各自ゴミ出しをするか、代案をいろいろ検討していたが、住人にひとり「ゴミ民度」の著しく低い輩がいるのでどうしようか考えていたので、まあ、良かった。

 

 欧米では家籠もりに伴いネットフィリックスの加入者が急増し画質を下げて配信しているらしいが、日本はまだ余裕があるようだ。1月に満を持して様々な要因も重なり僕もネットフィリックスに加入した。テレビに接続されているApple TVが第2世代のもので、これでネットフィリックスを観ると映像が結構不安定なので、今はそれ専用になっているWII-Uのアプリを立ち上げて観ている。配信されている「ガンダムサーガ」をこつこつ宇宙世紀年代順の観てやろうと企み、「サンダーボルト」をやっつけ、「ファースト・ガンダム」のTVシリーズ43話をやっと観た。「ククルスドワン」の作画の崩れたザクは感動的ですらある。次は「08小隊」かな。あ、「全裸監督」とか勿論ほかのコンテンツも観てるよ、もちろん。

 

 今まで感染者のいなかった島根県もひとり感染したみたいだ。鳥取はまだゼロ。