「緊急事態宣言」日記 11日目

 2020年4月18日 土曜日(11日目)

※東京都の新規感染陽性者数:181名(国内累計感染者数1万人を超える)

 

 昼間世田谷区では「洪水警報」が出るほど激しい風雨が吹き荒れが、夕方には晴れて雲間に青空が見えた。60センチ水槽に3匹だけ生き延びていた筈のレッドビーシュリンプがここ2、3日は2匹しか見当たらない。ニテラの森の奥でどうにかオトシンさんのようにサバイブしているよう祈っている。

 

 どうやら医療崩壊が一部で本当に始まっているようだ。医療従事者の限界を超えた疲弊と院内感染は元より、医療用マスクやガウン、フェイスシールドも枯渇しているという。大阪では自治体が医療用ガウンの代用として、企業や個人宅で眠っている未使用の雨合羽の寄付を募っている。クリアファイル等でフェイスシールドを自作するために額に装着するバンドの構造物を3Dプリンタで作れるようデータを公開している会社もあるようだ。フェイスシールドから僕が連想したのは、透明アクリル部分にサングラス的に色を入れたら、夏場のおばちゃん愛用のサンバイザーにつばがくるっと顔面に装備できるフルフェイスのあれだ。歩道を歩いていて一番恐ろしいのはフルフェイスサンバイザーで視線や表情が見えない爆走おばちゃん電動アシスト自転車だと常々思っている。

 

 NHKの集計によるとPCR検査陽性率が東京都では50%を超えてるらしい。これって昨日も書いたけど、検査待ち自宅待機者にわんさか感染者がいるということでしょ。こりゃ、本当にヤバい……。

 

 ニュースを見ていると様々な立場の人々が新型コロナウイルス禍についてインタビューに応えている。多くの無思慮な市井の声(僕のこのブログのそのひとつ)を幾ばくかの苛立ちを覚えながら聴いて思うことは、非常時の法治国家に於ける我々の公の権利と義務についてだ。うーん、ちゃんと考えようっと。