「緊急事態宣言」日記 8日目

 2020年4月15日 水曜日(8日目)

※東京都の新規感染陽性者数:127名(日本ののべ感染者数8,000名を超える)

 

 本日も快晴でベッドの敷き毛布カバーをようやく取り除き洗濯した。

 

接触率8割削減ができなければ最悪40万人以上死亡」というショッキングな推計が世界的数理学者である北大・西浦博教授から発表された。避ける方法としては現状の自粛要請ベースでは徹底した時差通勤が必要という。西浦教授の言葉の陰にはある種のあきらめと覚悟があるような印象を僕は持ってしまった。

 

 今日になって二階トシちゃん幹事長や公明党のボスから突然、国民全員に所得制限なしに一律10万円を給付すべきだという話は出てきた。所得制限あり30万給付案を取り下げた上での話らしい。これに対して安倍首相は「方向性を持って検討していく」とした。僕は結構日本語は不自由なく理解できる方だと思うが、「方向性をもつ検討」って何? 言葉の意味を考える時、わからなければその反語を考えると解ることがある。えっとだとすると「方向性を持たない検討」って……。ますます霞んでいく言葉の意味。方向性のない検討って果たして検討なのだろうか? ちょっと考えるけどどうなるか分からないよ、怒んないでねってことだろうか? 方向性を持ってイメージしたいと存じます。